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「西武」から「阪急」に変わったということで

百貨店は「生まれ変わった」ことを
アピールしてるようです。
我が「駅前寄席」も新たなスタート。

それを祝って下さるかような
175名の超大入りのお客様方。
ありがたいことです。

「前説」 寿亭司之助
本来なら出番のないメンバーが前説を務めますが
今回は「代表あいさつ」ということです。
阪急百貨店での「駅前寄席」なので「阪急駅前寄席」となると
ここは「JR駅前」なので・・・ちょっと悩みどころです。

「平林」 三流亭志まね
登場人物が「字が読めない」古典落語ならではの設定です。
店で働く子供、江戸落語では「小僧」上方落語では「丁稚」
その小僧さん、名前を忘れないように、いろいろ工夫
するのですが・・・

「道具屋」 洋酒家巧駆
巧駆さんも「プロになりたい」と思った時代があったようです。
現在は、忙しい仕事の合間をぬっての高座が続いてます。
なんともトホホな商品ばかりの、夜店の道具屋。「クレーマー」
の多い現代では成り立たない!?

「粗忽長屋」 びい亭るうず
典型的な江戸落語の「与太郎噺」。最近は、上方の噺家さんも
取り組んでおられるようです。行き倒れになった自分自身と
対面するという、不思議な筋立て。枝雀師作「山のあなた」等を
持ちネタにするるうずさんならではの高座です。

「胴乱の幸助」 潮吹亭くじら
セリフを二カ所も飛ばすなど、演者自身はあまり納得してませんが
ここまでの「大受け続き」に助けられたようです。
だからこそ・・・もっと受けたはず!?

「中入り」
お茶子は志熨家かりん・寿亭さや豆の母娘コンビです・
今日の「中入りBGM」は往年の名曲
「青春の灯」「潮花採りの唄」の2曲
歌ってるのは・・・それは後ほど。

「日和ちがい」 寿亭司之助
枝雀師の「小米時代」の十八番。「降るような、日和じゃない」
文章にすると、句読点を打つか打たないかで意味が変りますが
噺の中では、両道掛けられます。最近プロでもあまり演らない
ので、ある意味貴重な高座です。

「シルバーウェディングベル」 六弦亭ざくろ
六代文枝師の作品には「高齢者ネタ」が結構おおいようですが
その代表といえるでしょう。途中、ハメである「ウェディングマーチ」
のタイミングを少し間違えましたが、それも笑いにつなげて
くださいました。なお、2曲目のゆっくりめの「ウェディングマーチ」
は演出上の工夫で、機会の故障ではありません。
見事な大トリです!

今回は「阪急生まれ変わり効果」もあって、初めてのお客様も
多かったようです。何とかこの中から「ご常連さん」になられる
方が出てくればいいですな。

で、あの二曲を歌っていたのは「なかのかつき」さん。


歌手だったころのざくろさんです。

次回定例会
「第112回・高槻市民寄席」
11月24日(日) 午後2時開演
高槻市立生涯学習センター 1階展示ホール
入場無料




# by kujiraida | 2019-10-16 22:41