「ワッハ上方」を通天閣に移転へ
2009年 07月 23日
「ワッハ上方」といえば
正式名称は「大阪府立上方演芸資料館」
数多くの貴重な上方演芸の生きた資料が
展示及び保存されています。
また、上方演芸にかかわる多くの芸人さんたちの
発表の場でもあります。
「財政再建」という観点にたてば
一番のネックは年間4億とも言われている賃借料です。
それも、家主は「吉本興業」
本来なら、吉本が寄付してもいいくらいの施設なのに・・・
「通天閣」といえば、大阪のシンボルといわれてますが
その根元の「新世界」は、全国の皆さんが思っておられるほど
にぎわってはいません。折からの「不況」の影響も
ありましょうが、そんな新世界の活性化の意味では
いいかも、ですね。
通天閣移転後は、「資料館」のみで「演芸場」は
なくなるようです。上方演芸ファンとしては少々残念です。
今の大阪の財政を考えれば・・・仕方ないのかな?
もう一つ、通天閣で忘れてはいけないのが
松竹芸能の本拠地「通天閣劇場」
「道頓堀」から撤退し、新天地を新世界に求めたわけですが
まだまだ・・・です。
「ワッハ上方」と「通天閣劇場」の相乗効果が、期待できるかな?
東京の人は東京タワーに登らないように
大阪の人は通天閣には登らないようです。
これを機会となって、通天閣に登ることが増えそうです。